従来と違う新たなOCT(光干渉断層計)を導入し、造影剤を使用しない網膜の血管撮影(OCTアンギオグラフィー)が可能になりました。

OCTアンギオグラフィー(OCTA)とは

OCTAでは網膜内の動きのある部分とない部分とに分けて動きのある部分だけを抽出します。

網膜内で動きのある部分は血管内の血流のみのため、この差から網膜の血管の形態を確認することができ、造影剤を使用した撮影に近い画像を得ることが可能です。

これによって、加齢黄斑変性、糖尿病網膜症などでみられる網膜新生血管、網膜に血が通わない無血管野、血管閉塞などの位置を特定することができ、レーザー治療等の施行の判断が容易になります。

今までの網膜血管撮影の検査(蛍光眼底造影検査)では、準備、検査を合わせると1時間程度の時間が必要でしたが、OCTAでは、顔を機械に乗せた状態の検査で、数十秒~数分程度の検査時間に短縮することができます。

また、蛍光眼底造影検査では造影剤を点滴しながらの検査になるため、患者様の負担、造影剤による副作用、アナフィラキシーショック等の心配がありましたが、これらが解消されます。

欠点としましては、蛍光眼底造影検査に比べて撮影範囲がやや狭いことがあげられますが、何枚かの撮影をしてパノラマ画像とすることである程度は解消することが可能です。

 

 

 

投稿者: 医療法人社団景星会 大塚北口眼科